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もっと 早く出逢いたかった。

きのう、ある新聞に茨木のり子さんの詩が紹介されていました。

 

    「落ちこぼれ」 

  

  落ちこぼれ

    和菓子の名につけたいようなやさしさ

  落ちこぼれ

    今は自嘲や出来そこないの謂

  落ちこぼれないための

    ばかばかしくも切ない修業

  落ちこぼれこそ

    魅力も風合いも薫るのに

  落ちこぼれの実

    いっぱい包容できるのが豊かな大地

  それならお前が落ちこぼれろ

    はい 女としてとっくに落ちこぼれ

  落ちこぼれずに旨げに成って

    むざむざ食われてなるものか

  落ちこぼれ

    結果ではなく

  落ちこぼれ

    華々しい意思であれ

 

茨木のり子さんは二十歳で終戦をむかえ、23歳から詩を書きはじめ、

「戦後詩のリーダー」と呼ばれた詩人です。

激しいけど限りないやさしさを秘めた彼女の詩が好きです。

この作品を読んだとき、わたしのこころの中で「カキーン!」と

何かに大きくヒットした音が聞こえました。

 

 できるなら、青春時代にもどって、もう一度この詩に出逢いたい

ものです。

 

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