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待合室の天使。

 歯医者の待合室でのひとこまです。

 

 5歳か6歳くらいでしょうか。かわいらしい男の子がひとりでちょこんと座って

お母さんの診察が終わるのを待っています。

おとなしくおもちゃで遊んでいました。

 

 しばらくするとかわいらしい声で歌い始めました。

「♪ちかごろ はやりの はらまきが~~・・」

 ・・自作の歌でしょうか。ユニークです。

思わずわたしも笑顔になりました。

 

 そして彼はふと、つぶやき始めました。

「だいじょうぶかなぁ・・。」

「歯、抜けちゃってもだいじょうぶかなぁ・・。」

 

 そっか。治療中のお母さんを懸命に心配していたのですね。

おもちゃで遊びながらも彼のちいさなこころはお母さんでいっぱい。

はちきれそうな思いで懸命に待っていたのですね。

 

 それから10分経ったでしょうか、お母さんが診察室から出てきました。

男の子は

「おかあさ~ん!」と走ってお母さんを迎えに行きました。

お母さんもやさしい笑顔。

 

 そして

「おかあさん、歯、なおしてもらってよかったね!」

・・男の子はお母さんに声をかけました。

 

 待合室中があたたかい空気で満たされた、春の一日の出来事です。

 

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「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

birdさん、おはようございます。

子どもって本当に不思議な力を持っていますよね(^^)

にっこり微笑む出来事も、ギャーギャーわめく行動も、全て子どもの素直な心の表れだと思うと、なんと豊かな表現力とすばらしい心の働きだろうと感心します。
手に負えない怪獣、、、、なんて言いますが、それはそれ。
ふつーの大人が忘れちゃってる心をまざまざと見せ付けられるから、大人たちはあたふたし、困っているだけなんですよね(^^)

病室で待っていた子どもも、その子なりに本当にお母さんが心配だったんでしょう。
それを素直に表しただけ、たったそれだけのこと、その子にとっては当たり前のことなのに、周りの大人の心を和ませるなんてすごい能力です。

私もそんな力が欲しい(笑)

投稿: すいんぐ | 2008年4月 8日 (火) 08時16分

すいんぐさん

こんばんは。^^

ほんとうに子どもって不思議な力を持っていますね。
わたしもあたふたの毎日ですが、そんな毎日の出来事を通して
「本質」をつきつけられるというか、大人の「ありよう」をことごとく考えさせられることが多いです。。

歯医者さんで出逢った男の子。
大人に媚びるわけでも見返りを求めるわけでもない無垢のこころに
触れて、何とも暖かい気持ちになりました。(^^)
また逢えたらいいなぁ・・。

この社会の大人のひとりとして、子どもたちがいつまでも子ども
らしく過ごせる社会を作らなきゃ・・。なんて思いました。
 

投稿: bird | 2008年4月 8日 (火) 22時50分

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